フットケア研修

糖尿病重症化予防(フットケア)研修

一般社団法人 日本フットケア・足病医学会では、本学会の目的に即し、下肢救済と足病についての知識と技術を習得し、人々の足と歩行を守る人材の育成をしています。

研修概要

 2008年度の診療報酬改定で糖尿病合併症管理料170点(月1回)が新設されました。
そのための条件は看護師が行う場合、糖尿病足病変の看護の実務経験(5年以上)とフットケアの研修(16時間以上)の修了が必要です。

 糖尿病看護におけるフットケアとは、足病変の予防的なケアと早期発見や治癒促進に向けたケアに留まらず、患者自身が足のケアの必要性を実感し、継続的に実施できるよう指導することです。

 本研修は、糖尿病看護におけるフットケアの意味を正しく理解し、フットケアの技術を学び、糖尿病患者のQOL向上に向けて、指導できる人材を育成することを目的とし、糖尿病合併症管理料を算定するための看護師の施設基準の要件に必要な「適切な研修」となります。

研修内容

研修は講義・演習で構成され、2日間(16時間)で学ぶ以下の内容となります。

講義
  • 看護師が行う予防フットケアの意義
  • 糖尿病および糖尿病足病変の基礎知識~病態生理から治療まで~
  • 予防的フットケアのためのアセスメント
  • 糖尿病患者のフットケアのためのアセスメント
  • 創傷管理を要する足潰瘍のケア
  • 予防のためのセルフケア支援 等
演習
  • フットケア技術
  • 事例検討

研修目標・受験資格

研修目標
  1. 糖尿病患者へのフットケアの意義を理解する。
  2. 糖尿病患者の足病変の病態生理・治療を理解する。
  3. 糖尿病患者へのフットケアのための評価方法を学ぶ
  4. 糖尿病患者へのフットケア技術を学ぶ
  5. 糖尿病患者事例検討を通じて、フットケアにおけるセルフケア支援を理解する。
  6. 予防的フットケアを実践するためのシステム構築について考えることができる。
受験資格
  1. 糖尿病足病変患者に従事した経験を5年以上有する看護師
  2. 2日間の研修プログラムにすべて出席できること
  3. 日本フットケア・足病医学会の会員であること

    ※本研修は「糖尿病合併症管理料算定要件を満たす研修」として認定されています

    ※本研修は16時間の研修時間が課せられており、全プログラムを終了した参加者にのみに修了証を発行します。欠席、遅刻。早退は認められません。

    ※「糖尿病合併症管理料」を算定するためには、上記1.の他に様々な算定要件があります。本研修受講後に算定予定の方は参加前にご確認ください。

第1回糖尿病重症化予防(フットケア)研修のご案内

2025年度の開催に向けて準備中

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