令和4年度 診療報酬改定(新設)
 下肢創傷処置 下肢創傷処置管理料がもたらす効果と今後の展望 オンラインセミナー

 令和4年度に「新設」された下肢創傷処置、下肢創傷処置管理料は、本学会前身の日本下肢救済・足病学会が中心として取り組み、平成28年度診療報酬改定で新設された下肢末梢動脈疾患指導管理加算から発展したものです。平成28年度の加算はすべての人工透析患者さんの足を救う(救肢)するために重症度の高い方々を専門施設へ紹介することで大切断など重症化予防のための画期的なものでありました。人工透析は全身疾患であり、重症合併症の重症化予防の枠組みでその後平成30年では患者ニーズの高い透析施設への評価、腎不全に至らない患者さんへ指導加算新設、腹膜透析、腎移植などの選択肢の適切な説明を施設基準に追加などしており、令和2年度改定では、腎移植への情報提供推進を前提とした腎代替療法指導管理料新設、腹膜透析と血液透析併用拡大などへ発展拡大し、一方、下肢重症化予防に関して、今回6年ぶりに下肢創傷処置、下肢創傷処置管理料新設となりました。
 今後の下肢創傷、慢性創傷診療への転換点となる歴史的改定であり、これまでの下肢創傷、救肢、足病重症化予防についての経緯と今後の展望についてオンラインセミナーを開催します。

 立法府の立場から平成28年度改正以来一貫として重症化予防の観点から協力いただいた参議院議員秋野公造先生、当事者代表として福岡県腎臓病患者連絡協議会代表者、本学会で中心的に取り組んできたad hoc委員会及び、透析病院および足病専門施設の専門家を交えての講演と参加者全員での討論会を予定します。

<参加予定者>

講演・討論
秋野公造先生
参議院議員
寺師浩人先生
神戸大学医学部 形成外科 教授
日本フットケア・足病医学会 理事長
進  行
大浦紀彦先生
杏林大学医学部 形成外科 教授
日本フットケア・足病医学会 理事/ad hoc 委員会 委員長
秋田定伯先生
医療法人城内会新生病院 理事長・病院長/福島県立医大教授
日本フットケア・足病医学会 評議員/ ad hoc 委員会 委員
討  論
横井宏佳先生
福岡山王病院 院長・循環器センター長
国際医療福祉大学教授
日本フットケア・足病医学会 理事
池辺徳幸様
大分県腎臓病協議会 会長
縄中留美様
佐賀県腎臓病協議会 事務局長
中村秀敏先生
小倉第一病院 理事長・院長
竹内一馬先生
六本松 足と心臓血管クリニック 院長
日本フットケア・足病医学会 評議員
コメンテーター
大浦武彦先生
褥瘡・創傷治癒研究所 所長
前日本下肢救済・足病学会理事長
日本フットケア・足病医学会名誉会員

<セミナー 次第(予定)>

会  期
令和4年5月14日(土曜日) 午後6時~8時

Zoomウェビナーにて配信 無料

進  行
大浦紀彦先生、秋田定伯先生
午後6時~午後6時30分
講演
午後6時~午後6時10分
下肢創傷処置、管理料 新設ついて概要 寺師浩人先生
午後6時10分~午後6時30分
足を守る 取り組みと今後の展望について 秋野公造先生
午後6時30分~午後6時35分
休憩
午後6時35分~午後8時
全体討論

※当セミナーは下肢創傷処置管理料の施設基準において求められている「下肢創傷処置に関する適切な研修」ではありません。「下肢創傷処置に関する適切な研修」については別途開催準備中です。

<オンラインセミナー アーカイブ>
令和4年5月14日に開催しましたセミナーを下記よりご視聴いただけます

開催中にいただきました質問への回答

(新設)下肢創傷処置・下肢創傷処置管理料について

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