一般社団法人 日本フットケア・足病医学会 東北地方会

東北地方会

日本フットケア・足病医学会東北地方会代表世話人あいさつ

 日本フットケア・足病医学会東北地方会のホームページへようこそ。代表世話人を仰せつかっております弘前大学大学院医学研究科形成外科学講座の漆舘と申します。

 近年、日本において末梢動脈疾患(peripheral arterial disease: PAD)や糖尿病に関連する下肢難治性潰瘍が増加しています。重症化すると下肢切断に至り、ADL・QOLの低下を招くばかりでなく、生命予後の悪化をももたらします。これに対し欧米では足病医が存在し、様々な足病に対して予防と治療を行っています。足病医が存在しない日本において、このような足病の予防・治療を議論する場が必要であることから2003年に日本フットケア学会、2009年に日本下肢救済・足病学会が設立されました。2019年7月1日に2つの学会は合併し、日本フットケア・足病医学会として新たなスタートを切りました。2つの学会が合併したことにより、更に活発な議論がなされ、今後の日本の足病予防・治療のレベルアップに繋がることが期待されます。

 東北地方においては2014年に日本下肢救済・足病学会東北地方会が発足し、各県持ち回りで学術集会を開催してきました。2019年には合併後初の地方会として第1回日本フットケア・足病医学会東北地方会学術集会が開催され、東北地方会も再出発となりました。年々地方会参加者は増加しており、フットケア・足病に関する関心の高まりを感じるとともに、そのようなニーズにお応えできるような地方会となるよう努力して参りたいと考えております。

 しかしながら東北地方に於いては足病の集学的治療を単一で行える施設が十分にあるとは言えない状況です。このような現状を踏まえ東北地方会では各施設がスムーズに連携できるネットワークを構築することも重要であると考えています。是非東北地方会をネットワーク構築の場として活用していただき、様々な職種の皆様が気軽に相談できるような環境を構築するとともに、東北地方の足病予防・治療のレベルアップのために活発な議論の場を提供できればと考えております。

 最後になりますが、東北地方の足病予防・治療の発展のためは会員の皆様のご協力が不可欠でございます。本地方会の主旨をご理解いただき、なにとぞ本地方会にご協力、ご助言を頂きますようお願い申し上げます。

2011年9月吉日
日本フットケア・足病医学会東北地方会 代表世話人
弘前大学大学院医学研究科 形成外科学講座
漆舘聡志

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