代表世話人よりご挨拶

日本フットケア・足病医学会の関東甲信越地方会代表を拝命した東邦大学医療センター大橋病院循環器内科の中村正人です。
地方会ホームページ開設にあたり一言ご挨拶申し上げます。
本学会は、日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が合併し2年前に産声を上げました。
今後発展を遂げるためには、地方会の活性化が不可欠であると考えています。
本学会のミッションは「患者さんの歩行を守り、生活を護る」ことにあると捉え、このために必要なのは多診療科による包括的な診療「レッグチーム」と、地域完結型の医療だと思います。
地域によって、フットケアに纏わる状況や環境は大きく異なります。
そこで、地方会では医療者のみならず患者さんへの教育を通してフットケアのすそ野を広げることを目指したいと考えています。
ステレオタイプのレッグチーム運用は機能不全となる可能性もあり、地域の状況に応じたチーム形成の構築など、そこでは創意工夫が必要となります。
このため、試行錯誤のなかでの成功体験、失敗体験を共有することが活性化の一歩となると信じます。
また、ここに地方会の最大の役割があると思います。
すでに他の地域では何回か地方会を開催していますが、関東甲信越は今回新たな発足となります。
本邦最大の地方会であり、多診療科であるために関係者も非常に多くなりますが、みなの力を結集して、顔の見える地方会にしていきたいと思います。
結果として、関東甲信越全域にレッグチームのウエーブが生じることを期待しています。
よろしく、お願い申し上げます。